Stories
和洋生それぞれの成長をお伝えするStories。第89回となる今回は、高1のAさんからお話を伺いました。
Q.小さい頃はどんな子でしたか?
私は小さい頃、自分のやりたいことに一直線で、周りが見えなくなってしまう子どもでした。好奇心が強く、「やってみたい」と思ったらすぐに行動に移してしまうところがあり、大人が止める前に突っ走ってしまうことがありました。
たとえば幼稚園のとき、まだ車輪が付いていない自転車を見つけて「乗ってみたい!」という気持ちが先立って、そのままの勢いで乗ってしまったことがありました。
当然うまくバランスがとれず転んでしまいましたが、当時の私は失敗よりも「挑戦してみたい」という気持ちが勝っていたのだと思います。この経験は今振り返ると少し危なっかしいエピソードですが、自分の性格をよく表している出来事でもあります。この出来事で私は「自分の気持ちだけで動くのではなく、周りの意見を取り入れることも大切だ」と気づくことができました。
Q.中学受験を目指したのはどういう経緯がありましたか?
まず兄や姉が一生懸命勉強する姿を身近で見ていたことが大きな影響でした。二人の努力を見て、自分も頑張れば合格できるかもしれないと感じました。その気持ちが具体的になったのは、小学5年生のときに学校説明会に参加した時です。受験や学校生活の話を聞き、自分も挑戦したいという意欲がさらに強まって中学受験を目標に決めました。
Q.和洋九段が志望校に入ったのはどういう経緯がありましたか?
校舎見学会に参加した時の先生や生徒の雰囲気がとてもよかったからです。先生方の温かく丁寧な対応や、生徒たちの生き生きとした様子を見て、「自分もこの学校で学びたい」と強く感じました。その印象が、受験勉強への意欲をさらに高め、志望校合格への決意を固める大きなきっかけとなりました。
Q.中学入学後に楽しかったことは何ですか?
中学に入学して特に楽しかったのは、合唱コンクールにクラスのリーダーとして参加したことです。私はクラス全員が一つの目標に向かって協力できるように、練習の計画を立てたり、みんなの意見をまとめたりしました。最初は声がそろわなかったり、意見がぶつかってなかなかまとまらなかったりすることもありましたが、そのたびに話し合いを重ね、工夫をして励まし合いました。次第に、クラス全員の心が一つになり、声もきれいにそろうようになりました。本番では練習の成果を出し切り、クラス全員で達成感を味わうことができました。この経験を通して、協力する楽しさやチームで目標を達成する喜びを深く実感し、クラスの絆もより強くなったのが何より嬉しかったです。また、リーダーとして意見をまとめたり、クラスの雰囲気を考えたりすることで、自分自身も成長できたと思います。

Q.高校入学後に楽しかったことは何ですか?
中学1年生から行われている球技大会のバレーボールです。中学時代から参加していた経験が活かせる場で、高校生になった今では学年全体のレベルがさらに上がり、試合は一層白熱しました。練習ではサーブやレシーブのタイミングをそろえることに苦労しましたが、クラス全員で意見を出し合いながら工夫を重ねました。本番では、サーブが決まるたびに「ナイス!」と声をかけ合い、勝ったときの喜びをみんなで分かち合えた瞬間はとても楽しく、クラスの一体感を強く感じました。うまくいかない場面でも励まし合い、声を掛け合うことで、自然とクラスの仲も深まりました。この経験を通して、協力して目標を達成する楽しさやチームワークの大切さを改めて実感でき、高校生活の中でも特に心に残る思い出となりました。仲間と喜びや悔しさを共有できたことが、何より嬉しかったです。
Q.入学後、自分が一番成長したと感じることはどんなところですか?
定期試験に向けて計画的に勉強する習慣が身についたことです。以前は、試験前に焦ってまとめて勉強することが多く、効率も悪く、理解も浅くなりがちでした。しかし、高校生活を送る中で、試験範囲を確認し、日ごとに勉強する内容を整理してスケジュールを立てるようになりました。計画通りに進まないこともありますが、そのたびに自分で優先順位を見直したり、時間を調整したりして補正することを覚えました。たとえば、苦手な科目に時間を増やしたり、復習と新しい範囲の勉強をバランスよく組み合わせたりすることで、理解を深めることができました。こうした工夫を重ねることで、少しずつ成果が見え、達成感を感じられるようになりました。
まだ完璧ではありませんが、計画を立てて行動し、問題が起きても自分で解決する力が身についたことは、大きな成長だと実感しています。この経験は学習面だけでなく、日常生活や物事に取り組む姿勢にも良い影響を与え、今後の自分の行動の土台になっていると感じています。
Q.在校生の後輩に向けたメッセージをお願いします。
自分のやりたいことを大切にして、毎日を後悔なく過ごしください。勉強や部活、友達との時間など、中学生の今はたくさんのことに挑戦できる時期です。その中で、「やってみたい」と思うことに積極的に取り組むことで、自分の成長や新しい発見につながります。もちろん、うまくいかないことや失敗もあるかもしれません。でも、それも経験として次に生かせば大丈夫です。一日一日を大切にし、自分の気持ちに正直に行動することで、後悔の少ない学校生活が送れると思います。時間はあっという間に過ぎるので、今やれることをしっかり楽しんでください。
Q.和洋九段を目指している受験生に向けたメッセージをお願いします。
諦めずに努力を続けてほしいです。受験勉強は時に大変で、思うように成績が伸びないこともありますが、毎日少しずつでもコツコツと勉強を積み重ねることで、その努力は必ず大きな結果につながります。一度に大きく進めなくても、日々の小さな積み重ねが、自信や力となり、試験本番での成果につながるのです。焦らず、自分のペースで勉強を続け、分からないところはしっかり復習することを忘れないでください。諦めずに努力した先に、必ず目標を達成する力がついています。自分を信じて、最後までやり抜いてください。

【X先生からAさんについてのコメント】
Aさんは責任感が強く、公平に意見を伝えられるため、仲間からも信頼されています。文化祭や合宿でも、責任ある立場で大きく活躍しています。友人への気配りも細やかで、悩んでいる級友を前向きに変えてしまうほどの影響力があります。
学力面でも努力家で、周囲に勉強を教えるなど、周囲を支える姿勢が光っています。また、友人から相談を受けた際、行動に移せる実行力と優しさも兼ね備えています。