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Stories

Vol.83 高2 Rさん

和洋生それぞれの成長をお伝えするStories。第83回となる今回は、高2のRさんからお話を伺いました。

Q 小さい頃はどんな子でしたか?
小さい頃は、とてもわんぱくでおてんばで元気で、イタズラと寝ることが大好きな子どもでした。とてもよく寝る子だったので、1度お昼寝で寝たら姉の習い事に行くのに車で連れていかれて、習い事が終わり家に帰っても起きなかったそうです。
あと、ぬいぐるみが大好きで、キンダガーデンで廃棄されそうになっていたのを家に持ち帰り、ぽぽちゃんと名付けて10年近く一緒にいます。同じ時間を共に歩み、何をするにも一緒のぽぽちゃんは、私にとってとても大切な存在です。
そんなぽぽちゃんには、ある特性があります。それは、ぽぽちゃんを可愛がると重くなり、放っておくと軽くなることです。初めは気のせいかとも思っていたのですが、日が経つにつれ、気のせいではないことに気づきました。嘘のような話ですが、ぬいぐるみにも命は宿るのだなと思っています。

Q 中学受験を目指したのはどういう経緯がありましたか?
一番のきっかけは、姉が和洋九段に通っていたことです。姉とは3歳差なのですが、よく和洋の話を聞いており、「楽しそうな学校だな」と思ったのを今でも覚えています。
皆が皆、通りかかる人に挨拶をして笑顔が絶えない。こんな明るくて楽しそうな学校に私も通ってみたい!と思いました。一度、和洋の文化祭に行った時に、お化け屋敷に入るか入らないか迷っていたところを和洋生が「怖いの?一緒に入ろー!」と言ってくれたのを今でも覚えていて、見知らぬ私に声をかけてくれたのがとても嬉しかったです。私が小学4年生のときだったのでもう7年も前の出来事なのに、こんなに鮮明に色褪せず記憶しているほど嬉しい思い出でした。

Q 和洋九段が志望校に入ったのはどういう経緯がありましたか?
小学校の友達が志望校に選んでいて、そこから調べてみたらグローバルクラスというものがあり、英語の授業を英語で受けられるというところにとても魅力を感じ、学校見学に行きました。
当時校長を務めていた中込先生が対応をしてくれたのですがとても感じがよく、「ここに入りたい」と思うきっかけになりました。学力ではなく、生徒の経験や人生の豊かさを重んじ、一人一人の個性を尊重する校風に惹かれて志望しました。

Q 中学入学後に楽しかったことは何ですか?
British Hillsに行ったことです。本来であれば5月頃に行く予定だったBritish Hillsですが、新型コロナの影響を受け11月下旬に延期となりました。11月頃になるとクラスの仲はより深まり、皆和気あいあいとして本当に楽しかったです。雪が降ったのもすごく印象的でした。東京ではあまり見られない雪を見ることができ、おまけにBritish Hillsでは降るだけでなくとても積もったので、いつもとは違った日常を過ごすことができ本当に楽しかったです。
British Hillsでは全てが英語なので、耳を慣らすいい機会にもなり、積極的に外国の方とコミュニケーションを取ることもでき、本当に良かったです。私の英語の原点はきっとあそこなのだと思いますし、British Hillsでの経験がなければ、私は今もnativeの先生方とコミュニケーションを取ることができなかったと思います。

Q 高校入学後に楽しかったことは何ですか?
高1、高2での旅行です。高校1年の研修旅行で行った長野、高校二年生の修学旅行で行った京都・広島、両方ともとても楽しかったです。
長野では初の民泊体験をしました。とても温かい家庭で、1泊2日と言わず1週間くらい泊まってみたかったです。料理が本当においしくて、今でもその味を忘れられません。お家の外観もとても素敵で、まるでジブリの世界に迷い込んだようでした。私はこの民泊体験が忘れられず、また長野に行ってみたいと思い、その年の11月にもう一度有志で長野を訪れました。そこでは長野の郷土料理をご馳走になったり、温泉に連れて行ってもらったりしました。本当に凄く楽しかったです。りんごの収穫体験や、収穫したりんごを自分たちで食べ比べたりもしました。自分で収穫したからか、今まで食べたどのりんごよりも美味しかったです。
高校二年生で行った京都、広島は、いろいろなことを学べた3泊4日でした。特に、広島で原爆資料館に行けたことは本当に良かったなと思っています。戦争について、今まで知った気になっていただけで、何も知らずわかっていなかったことがわかりました。実際に原爆を体験した方のお話も聞くことができ、これからの人生を生きる上でとても糧になる内容でした。広島に、そして原爆資料館に行けて本当に良かったと私は心から思っています。

Q 入学後、自分が一番成長したと感じることはどんなところですか?
入学後、私が一番成長したと感じるのは発言力です。私は、小さい時こそあまり何も考えずに突っ走っていくタイプだったので、手を挙げて発言することも得意でした。でもある時急に、手を挙げて発言することが怖くなってしまいました。それから小学校の大半は手を挙げずに過ごしてきました。
でも、和洋に入ってからはまた手を挙げることができるようになりました。それは、和洋の授業方針が関係していると思います。
和洋でよく行われるPBL型授業は、それぞれの意見を尊重し、生徒が人前で発言する力を鍛えてくれます。私はこのPBLのおかげで、また手を挙げて発言できるようになりました。何回も何回も繰り返すうちに、発表をすることの恐怖がなくなっていたのです。
今では、授業中に積極的に手を挙げています。苦手を克服でき、前よりもうまく自分の意見を言えるようになりました。自身の成長には気づきにくいと言われますが、自分自身で成長したことに気づけたのは、それほど発言力があがったということなのだと思います。

Q 在校生の後輩に向けたメッセージをお願いします。
学校は楽しいですか?私はすごく楽しいです。毎日を大好きな人たちと過ごすことができてとても嬉しいのです。でも、6年間同じ仲間と共に歩むということは、仲良しこよしだけではいられないでしょう。時には衝突し、悩み、とどまることもあります。しかし、うまくいったこともいかなかったことも、全てが未来の自分への糧となると私は信じています。だから、皆さんも何も心配しないで、悩むだけ悩んでください。そして、その先に自分が一番納得できる答えを見つけてみてください。

Q 和洋九段を目指している受験生に向けたメッセージをお願いします!
今は受験勉強に追われて、大変な日々を過ごしているかもしれません。ですが、その辛い日々を乗り越えた先に、きっと楽しい学校生活が待っています。和洋は中高一貫校なので、6年間同じ仲間と同じ時間を歩むことになります。中学、高校という青春時代を一緒に過ごすのは、なかなかできる体験ではなく、素晴らしいことです。私は和洋に入って良かったなと思っています。かけがえのない仲間に出会えて幸せです。あなたもぜひそこに仲間入りしませんか?和洋で待っています。

【X先生からRさんについてのコメント】
Rさんは「天真爛漫」という言葉がよく似合う、元気で愉快な生徒です。いつも明るくにこやかなので、周りの人の気持ちを明るくしてくれます。ちょっと天然なところもかわいらしいです。礼儀正しく優しいため、人望が厚く、後輩からも慕われています。向上心や対応力もあり、委員会やクラブ活動など、様々な場面でリーダーシップを発揮しています。

Vol.82 高3 Mさん