Stories Vol.32

更新情報

2022/02/28 更新しました。

Vol.32 中2 Tさん

-生徒の皆さんの成長をインタビュー形式でたどっていくStoriesの第32回。今回は中2のTさんです。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

-最初に和洋に入学する前のことを聞いていきたいと思いますが、幼少時から小学校にかけてどんな子でしたか?

私は全然活発ではなくて、グループを作らずに仲の良い子と2人くらいでおしゃべりをすることが多かったです。あまり学校が楽しくなくて、勉強も嫌いでした。小学校5・6年生の時は担任の先生が怖くて、宿題をやっていかないと面倒くさいから嫌々やっていたという感じでした。

-そうなんですね。今は違うんですか?

今はめっちゃ生活が楽しいです。宿題も自分からやろうと思えますし、勉強も楽しいと思えます。私立はすごく宿題が多いのかな、すごく勉強ばかりするのかな、と思っていました。小学校の時は宿題が配られるのは帰りの会の時だったので必ず家でやらなきゃいけなかったですけど、今は授業中に配られて、授業中に終わることもありますし、とてもやりやすいです。

-勉強のやり方が変わったのでしょうか。

私は塾に通っていた時、勉強のやり方がよくわからなくて、宿題だけやっていました。中学に入ってからも初めての定期テストの時は同じ感じで、テストに向けた勉強というものもきちんとやっていませんでした。でも定期テストを経験して、どんなことが出るかということがだんだんつかめてきて、教科ごとに「この教科は問題集の範囲をしっかりやっておこう」とか「この教科は宿題中心」「英語や国語は暗記をしっかりやってから」みたいな感じで勉強できるようになりました。

-勉強のコツがつかめたのがポイントだったんですね。
-勉強が楽しいと思えるようになったきっかけはあるんですか?

私の場合、数学の計算問題で「解けた!」と思えたのが楽しくなったきっかけです。証明やひねった問題はまだ難しくて苦手ですけど、計算のスピードがついてきたのが嬉しいです。

-なるほど。数学の授業はいかがですか?

すごくわかりやすいです。私たちの表情を見ながらわかりにくいところは何度も繰り返し説明してくれますし、アクティブラーニングも入って楽しく学んでいます。数学は真面目にコツコツ、という印象があったんですけど、うちのクラスは積極的な人が多くて、アクティブラーニングの時はプレゼンター以外の人も次々に意見を出してくれます。

-最近印象に残っているアクティブラーニングはありますか?

今、中3の範囲に入っていて平方根をやっているんですけど、iPadや教科書を使って平方根の定義を調べたり、ルートがどんなものかを学んだり、近似値の語呂合わせで覚えるのをイラストにして覚えやすくしたり、色々やりました。先生もイラストを描いてくれていて、私が一番印象に残っているのはルート7の2.64575(菜に虫いない)のイラストがとてもわかりやすかったです(笑)。

-楽しく学べているのが伝わってきますね。他に楽しかった授業はありますか?

さっきも言ったとおり、うちのクラスは意見が活発に出るんですけど、それはオンライン授業でも同じでした。国語の授業で「走れメロス」をやっていて、ある場面でメロスの心情を考えた時、みんなで解答をチャットに入力したんですけど、すごい量が先生のところに送られたそうで、先生がびっくりしていました。

-オンラインでも活発に意見が出るというのがいいですね。
-他にはありますか?

私はグローバルクラスにいるので、英語の授業もネイティブの先生が工夫して授業をしてくれています。この間はユニットで食べ物のことを習って、「入れる」とか「混ぜる」とか料理で使う色々な単語を習いました。習った後、自分で選んだレシピ1つを英語で紹介するという宿題が出て、次の時間に発表しました。私はパンケーキのレシピを紹介したんですけど、他の発表の中にも習った単語がたくさん出てきて、わかりやすかったです。
スピーキングの授業も、自分たちの生活について聞かれることが多いので、わかりやすいです。例えば、冬休み明けの授業で行ったのは、「大晦日にそばを食べたか?」「お年玉はもらったか?」などの質問に対して「Yes」か「No」で答えて、「Yes」だった人には次の質問が出されて、それについて答えるということを行いました。プリントにはイラストも付いていて、楽しく行っています。

-自らの体験に紐付いているので興味を持って臨めるのでしょうね。今度ぜひ授業を見に行ってみたいです。
-では、中学入試のことについて聞いていきたいと思います。Tさんはどのような経緯で中学受験をすることになったんですか?

私は保育園の時、家から離れた母の職場近くに通っていました。そこでは色々な活動が「自分で考えて」行うものになっていて、とても充実していました。でも、小学校はかなり窮屈で、母から見ても私が息苦しく感じているように見えたそうです。私の母も私立中学出身だったことから、「こういう選択肢もあるよ」ということを教えてもらいました。先生との距離が近くて、自由そうな学校が楽しいだろうな、と思って、自分のやりたいことを自由に送って生活できる学校に通いたいと考えました。

-そのような中で、和洋九段が受験校になったのはなぜですか?

私が模擬試験の会場として訪れた時、母が和洋九段の学校説明会に参加して、話を聞いた母が「この学校は娘に合うのでは?」と思って、模試が終わった後に「見学していかない?」と言ってくれたのがきっかけです。その日に見学をさせてもらったのですが、お腹が空きすぎていて見学したことをあまり覚えていないんです(笑)。生徒の皆さんがどんな生活を送っているかを知りたかったので、平日の午後、もう一度学校に来て見学をしました。

-学校の雰囲気を知るのには、生徒の様子を見るのが一番だと言いますからね。
-では、次に入試のことを聞いていきたいと思います。TさんはPBL入試を受験されましたよね。PBL入試を経て入学してきた方をインタビューするのが初めてなので、色々と聞いていきたいと思います。
-PBL入試を受けることになった経緯を教えていただけますか?

私は小6から塾に通い始めて、2教科で勉強していたんですけど、受験は第一志望校も含めて新タイプの入試を受けました。入試の前日に「途中の休憩時間に食べるお菓子を持ってきてください」と連絡があってどんな感じになるんだろう?と驚いた記憶があります。当日はすごくドキドキしました。でも、休み時間には、在校生の方と受験生とで一緒にお菓子を食べながらおしゃべりして、入試中なのに楽しく過ごすことができました。

-あの頃は新型コロナの影響がない時期でしたから、色々やっていましたね。他の方はPBLの体験会を経て入試に挑んでいましたけど、Tさんは体験会を経ずにぶっつけで入試でしたから、緊張が大きかったのでしょう。

他の受験生は、体験会の時に顔なじみになっていた人もいたそうです。
入試で考えたトリガークエスチョンは、「100年後、『人』や『モノ』はどのように移動しているか?」というものでした。私は排気ガスの問題と駐車場の問題を解決するために、1人乗りのスケートボードのような乗り物で皆が移動しているのではないか、という意見を発表しました。似たような乗り物は海外でも出始めているみたいです。

-最近は電動のキックボードに乗っている人をよく見かけますよね。そういうのが一人一台という時代がやってくるのでしょうか。
-新タイプ入試に向けて何か取り組んだ方が良いことはありますか?

はい。私ではないのですが、PBL入試を受験したメンバーと一緒に取材を受けた時、ある子が「毎日、新聞を読んで内容をまとめている」と言っていて、それはいいなと思います。

-なるほど。大学の推薦入試対策みたいですね。
-受験の時の思い出は他にありますか?

午後は別の学校を受けにいったんですけど、その帰り道で和洋九段の発表があって、合格したことがわかってすごく嬉しかったです。塾の先生が「Tさんが喜んでいる以上に私が喜んでいると思うよ」と言ってくれたのが心に残っています。

-それほど祝福してくださったんですか。よかったですね。
-では次に、入学してからのことを聞いていきたいと思います。今、クラブ活動は何をしているんですか?

私は水泳部に入っています。今はコロナの影響で活動できていないんですけど、今年のオンライン文化祭で初めてシンクロをやったのが思い出に残っています。リフトをする時は、もちろんタイミングを合わせないと高くは上がらないですけど、浮力がある分、水の中から一気に持ち上げるのは重さをあまり感じることなく上げられて、気持ちがいいです。

-本番は緊張しましたか?

いえ、何度も動画を撮ったのでどれが本番かわからないんです(笑)。だから「終わった~」というやりきった感はありませんでした。当日、先輩達が編集してくださった動画を見て、私たちが知らないところで先輩達が色々やっていたんだな、ということも知りました。

-一つ一つが思い出になっていくんですね。
-クラブ以外の思い出はありますか?

はい、2学期に中1と合同でドッチボール大会をしたのが思い出です。中1と中2はクラス数が違うので、私たちがクラスを越えてチームを作って、中1のクラスに混ざる形でチームを作りました。中1は文化祭で作ったクラスTシャツがあって、その色に合わせて私たちもTシャツを着て、一体になってゲームに臨みました。ボールが1つからどんどん増えていって難易度が高かったですけど、私がいたチームが優勝できました。

-盛り上がったでしょうね。

体育館でやった学年レクの時にはクラス対抗リレーがあって、そこでも優勝しました。先生とも戦って、それでも勝てました(笑)。

-先生も走ってくださったんですね。皆さんも楽しかったことでしょう。
-Tさんのいるグローバルクラスはどんな雰囲気なんですか?

個性豊かなんですけど、行事の時はそれぞれが一生懸命で、すごく団結力があると思います。今あるものをしっかりやろう!という気持ちが強くて、一体感が生まれています。

-いい雰囲気なんですね。
-ところで、Tさんは将来の夢がありますか?

小児外科医になりたいです。祖父と話をした時、Tは子どもが好きだから、保育士や小児科医はどう?と言ってくれたのがきっかけです。お医者さんは誰でも憧れる職業ですし、色々な医師のドラマを見るのが好きで、自分も将来こんな風になりたいな、と思って、憧れています。

-子どもに優しく接することのできるお医者さんになれるといいですね。
-和洋に入ってからの生活を振り返ってみて何か感じるものはありますか?

コロナでできないことが一杯あって、もう一回やりたいなと思うことはあります。でも、和洋に入って、自分が変われたなと思います。小学校の頃は隅でぼそぼそって話していた感じでしたけど、今はクラスの真ん中ではないんですけど、テンションの高い子とも一緒に話せるようになったり、クラスで積極的に意見を言えるようになって…、すごく変わりました。

-変われたきっかけがあったんですか?

う~ん。きっかけはなくて、自然にそうなっていったんだと思います。でも、自分の意見を聞いてくれるというのは関係あるかな、と思います。

-私は25年くらい和洋九段にいますけど、昔から変わらないのは、色々なタイプの生徒がいるんだけど、それぞれがOKというような風土があるんですよね。タイプが違う子がいても「まぁ、そういう子もいるよね」という感じで。

私も、みんなが受け入れてくれる雰囲気があると思います。普段は「この子は静かなのが好きな子だから普段は放っておいてあげよう」という気遣いもあって、でも全体で何かをする時は皆でやりたいという思いからか、「一緒に参加しよう」と声かけをしていて、協力し合えています。

-皆さん、そういうバランスが上手なのでしょうね。
-今後に向けて実現させたいことはありますか?

コロナ前みたいに、文化祭を対面で、体育祭もダンス以外の競技をやってみたいです。中学のうちに実現できるといいな、と思います。

-確かに、皆さんは今まで文化祭はオンラインだけですし、体育祭もダンスだけしかやったことがないんですね…。実現できるといいですね。
-では最後に、受験生と和洋の後輩に向けてメッセージをお願いします!

受験生に向けては、私は第一志望ではなかったけど、行きたい学校に通えて今すごく楽しいです。神様がここを選んでくれたんだな、と思っています。でも、勉強をしないと夢は叶いませんので、頑張ってください!
後輩に向けては、和洋は自分で実現したいと思ったことは実現できるところだと思うので、積極的に言っていけば、自分も学校も楽しくなるんじゃないかなと思います。

-和洋での生活を楽しんでいるのが伝わってきますね。これからも夢に向かって頑張ってください。本日はありがとうございました!

【X先生からのTさんについてのコメント】

いつも笑顔の絶えないTさんは、穏やかで誰とでも和やかに接し、楽しく和洋生活を送っているようです。
行事ではリーダーシップを取って皆の意見をまとめていましたし、将来の目標も明確になって、最近では教員に質問する回数が増えるなど、より積極的な面も見え、日々努力を重ねていることがわかります。
自ら高い目標を設定し、それに向かって努力できるTさんのより一層の成長を期待しています。

過去のStoriesはこちらからご覧いただけます

copyright© WAYO KUDAN JUNIOR&SENIOR HIGH SCHOOL All Right Reserved.